いい加減な勉強法で身を亡ぼすべからず | 帝都学習クリニック

勉強法のバイブルと言われた「帝都大学へのビジョン」が中高生の正しい勉強法のヒントと保護者さんへのメッセージを伝えます

「勉強法」を謳うスパムメールより

「勉強法」を謳うサイトの恐ろしさ!

 

ページが余りにも長い上に、最初からアホらしくて読むこと自体が苦痛ですが、ざっと、こんな説明。

 

まぁ、スピリチュアルやポジティブ・シンキングやら成功法則やら引き寄せの法則やら「俗物行動心理学大好き!」な世界でよく見かける流れです。

 

その通り、俗物大衆心理学の宝庫ともいうべき方の著作の引用が付いていました。

誰とは言いませんが…。

 

スパムメールの送り主は単なるアフィリエイターであり、”mainichiasahi.com”のオーナーが販売主であることは百も承知なのですが、「どこが勉強法なのよ?」という流れです。

 

 

  1. なかなか行動できないと嘆き悲しむ人へ

    重要なのは、人間が行動を起こすためのメカニズムを知ることです。

    実は、人間は「思考」では動かない動物なのです。
    では何で動くかというと「感情」です。
    実際は、「感情」が何かに反応したときに動くものだからです。

    自分を動かすには、「感情」を揺さぶる必要があるのです。


    あの~、如何にも科学的と思われる一連の流れですけれど、「感情」と「情動」の違いを区別して書いておられるんでしょうか?

    少なくとも、勉強法のお話をされるのでしたら、感情回路を利用するにしても、一切触れられていない理性回路が、これを制御するものとして上位に存在しなければ成り立たない筈ですが…。

     

     

     

  2. ポール・マクリーンの脳の三層構造説

    そもそも思考(人間脳)は、物事を動かすだけの力は持っていないのです。
    だから思考を司る人間脳が弱いのは当たり前なのです。

    何かを始められない心理的障害の正体は、これなのです。
    感情が物事を動かすエネルギーを持っているのです。


    あの~、マクリーン博士の「三位一体脳」の仮説は、すでに多くの反証が発表されており、学術的にはほぼ否定されているんですけど…。

    それに、スピリチュアルやら脳科学・俗物大衆心理学を利用する胡散臭い世界でしか引用されていないんですけど…。

 

 

 

「勉強法」を謳うスパムメールより