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高校数学 今日の実力テスト2-第1問:2重根号と4乗とこうだったらいいのにな!

高校数学 今日の実力テスト9月度後半第1問

実力テスト9月度後半第1問

「こうだったらいいのにな!」の願いをそのまま自然に書き進めて、辻褄を合せることで出来る典型問題。

「どういうことか?」って?

「P=a⁴+2a²b²+b⁴だったらよかったのに」って思わないかい?

 

 

もし思わなかったのなら、「P=a²+ab+b²」と書いてあったらどうだい?

「P=a²+2ab+b²だったら僕でも因数分解できるのに」って思うのではないかな?

 

 

そう思ったら、自分の都合のいい式を書いてやって、現実と食い違うところの辻褄を合わせてやれぃ!

後者の例だったとすれば、「P=a²+2ab+b²-ab」ってしてやればいいんだよ!

 

 

「それがどうした?」って思うかもしれないけれど、問題によっては大いにこの作業が功を奏するんだよ!

例えば、a+bとabの値が与えられたとすると、「P=a²+ab+b²」のままでは手も足も出ないけれど、

「こうだったらいいのにな!」の形にして辻褄を合わせたなら、ほら簡単に値が出る!

 

 

前者の例だったら、もっとダイレクトにそのメリットが見えるよ!
「P=a⁴+2a²b²+b⁴-a²b²」となるから、「(a²+b²)²-(ab)²」になっちゃって、もうホクホクだよね!

 

 

さて、(1)で出て来た因数分解の形が、(2)を解くヒントになってるであろうことはいつものことだよね!

(2)の式が2重根号になっていることと、問題の与式自体が4乗で与えられていることが、何となく関係がありそうだよ!

 

 

さて、2重根号はそのままだと、如何ともしがたいから、2乗して1つの根号を外しちゃうしか手がないよね!

あとは、数式を暗記する記号としてではなく、次の行の日本語を理解できるように、参考書でも見直してみてください。

 

 

a+b と a-b が与えられれば、a×b はそれぞれの値を求めることなく値が求まりますが、それは何故?

 

 

変幻自在に式を操るための最も基本で最も頻出の典型問題です。

オール会員の諸君は【因数の頭に解宿る】の該当部分を、この際に再度、噛みしめておきましょう。

 

 

 

その他の実力テスト2もこちら(明日に閲覧すればさらにヒント充実しているかも)