『親の心得』に「離す」とは書かれていなかったもので…そんなバカな!
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ここで、先ほども申しましたように、「離す」というアクションの効用を知らないか無視してか、全く意識しないまま子育てをされている傾向が目立っていることに少し危惧を感じたりすることがあります。
就活の説明会やセミナーに親が参加していたり、親がエントリーシートを書くのは今や常識というような話を息子の就職時に耳にしたときには腰が抜けるほど驚きました。
テレビでは婚活にまで親がしゃしゃり出ている様が映し出され、これまた腰を抜かしました。
まぁ、商売の飽くなきニーズ開発がもたらした現象ではあるのでしょうが、機械文明依存症と同じく、著しい人間の劣化に繋がる情けない現象ではないでしょうか?
- いつまでも「肌を離さなかったら」極めて強い依存心をもったまま甘えた大人になります。
- いつまでも「手を離さなかったら」人から教えて貰わないと問題を解決できない大人になります。
- いつまでも「目を離さなかったら」何かに庇護されていないと責任も負えない大人になります。