いい加減な勉強法で身を亡ぼすべからず | 帝都学習クリニック

勉強法のバイブルと言われた「帝都大学へのビジョン」が中高生の正しい勉強法のヒントと保護者さんへのメッセージを伝えます

数と友達になって考え切る(1)

整数で遊んで算数のセンスを揺さぶっておこう!

数と友達になって考え切る

次の問題を考えてください。

 

 

中高生の諸君も小学生の問題だからといって無視せずにトライしてみてください。

 

 

中学生・高校生になって数学がだんだんと分からなくなるのも、こういった整数に親しんでいないところに、大いにその元凶があるものです。

 

 

 

小学生のお子さんをお持ちの保護者さんならば、「一緒に考えてみない?」って持ち掛けてみてください。

決して、子どもさんに勝とうとしたり「なんで分からないのよ」なんて言ってはダメですよ!
発想を導いたり発想を出し合う姿勢で進めてくださいね!

 

 

誰もが知るところの整数に関する問題は、自分で考え切れるようになるまで訓練するところに意味があります。

 

見るだけで嫌気がさす数学数学した問題ではなく、考える作業を始める敷居が低い問題を利用してやり切ることを覚えると、勉強全体において勉強を始めようとする習慣を後押ししてくれます。

 

その時に分からなくても、明日気分を入れ替えてトライすることも出来ますから、出来る限り答えをすぐに見ないで考え切ってください。

 

そこまで頑張ってこそ、どうしても分からないときに答えを見て自分の思い至らなかったところを自覚することがものすごく有効になります。

 

【問題】演算を発見する

 

下に書いてある式にある△、◎、※、◇、☆ は、それぞれ何らかの演算をすることを表しています。

 

| の記号は左の式と右の式の区切りを表しているだけで演算ではありません。(カンマと考えてね)

 

たとえば、【 a ▼ b = c 】 とは、a と b との間である演算▼をすると、その答えは c になるということです。

 

[例題] 3 ▼ 5 = 11 | 7 ▼ 3 = 13 | 5 ▼ 11 = 21 | 13 ▼ 2 = 17

[答] ▼ は 小さい方の数を2倍して、これに大きい数を足したもの

 

 

△、◎、※、◇、☆のそれぞれの演算のルールを見つけて日本語で説明してください。

  • 3 ◎ 5 = 16 | 7 ◎ 3 = 20 | 5 ◎ 11 = 32 | 13 ◎ 2 = 30
  • 3 △ 5 = 10 | 7 △ 3 = 12 | 5 △ 11 = 18 | 13 △ 2 = 17
  • 3 ※ 5 = 10 | 7 ※ 3 = 14 | 5 ※ 11 = 22 | 13 ※ 2 = 26
  • 3 ◇ 5 = 16 | 7 ◇ 3 = 40 | 5 ◇ 11 = 96 | 13 ◇ 2 = 165
  • 3 ☆ 5 = 19 | 7 ☆ 3 = 17 | 5 ☆ 11 = 29 | 13 ☆ 2 = 3

 

それでは、脳細胞の動きを追っていきますが、会員の方も安易に人の脳細胞は見ないで考え切ってください。

 

・・・

 

全文を読む