算数:夏休みに基本を鍛える(9)~明治大学付属中野中学校
明治大学付属中野中学校過去入試問題より・・・設計者になれるかな?
明治大学付属中野中学校はその名の通り、明治大学付属の中高一貫校ですね。
大半の生徒は推薦入学でそのまま明治大学に進学するようです。
仕事がら、明治大学理工系のOBには沢山出会いましたが、私の出会った範囲
では優秀な方、熱意のある方が多かったです。
そう、さながら自分で考え工夫することが好きな人材が集まっているのかも
しれませんね。
さて、下の問題は、実務レベルでの熱血漢を育てるに相応しい三面図に
関する問題です。
設計者になれば当たり前の常識のことなのですが、物を表現するには、第三角法という投影図を使って、
普通は正面図・平面図・(右)側面図の3つで表現します。
下の問題は、その正面図と(右)側面図が与えられて、実際の立体の正体をあばいてくださいという問題です。
実は、正面図と(右)側面図だけでは、実際の立体物の正体はあばけません。
実際のものは三次元ですから、それを2つの投影だけで表現することはできないんですね。
だから、問題に「何個から何個までですか」なんて問われているんです。
かと言って、3つあれば完全に正体をあばけるかというとそうでもありません。
この問題がその良い例です。
ためしに、上から見た図(平面図)を書いてみてください。
そのことが、君の立体感覚を少しでも磨くための良い経験になりますよ。
算数の基本を鍛える問題(8)
左の図は、水平な台の上に1辺1cm立方体を積み上げたり
並べたりして作ったものを、真正面からと真横から見た図です。
この図をもとに次の問いに答えなさい。
ただし、図の四角形はすべて正方形です。
- 使われている立方体の個数は何個から何個までですか
- 35個の立方体を使って、台に触れている部分の面積をもっとも小さくするとき、その触れている部分の面積を求めなさい。
確認しておきたいポイント
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